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#イラクレポート11 シリア難民のシャーム
イラン攻撃後の現地の声を届ける
#イラクレポート 11
2026年4月7日夜、米国が仲介し、ホルムズ海峡の解放を条件にイランとイスラエルは2週間の停戦に合意しました。しかし、イスラエル側は「レバノンは含まれない」との立場を崩しておらず、爆撃を継続。真の終結か一時的な緊張緩和かは不透明なままです。

私は昨年9月、アルビルを訪問し、ジムネットが支援をしてきたシャームを尋ねました。
シャームのことはジムネットのHPにもたびたび登場するので、ご存知の方も多いかと思います。彼女はシリアからの難民です。イラクに避難してきた際も家族で大変な目に遭っています。こちらの記事を読んでみてください。
https://www.jim-net.org/2023/08/22/9361/
9月に訪問した際も、治療の副作用で食欲が落ち、家族がとても心配をしていました。
幼い時期に戦争によって生活を破壊され、避難民という苦労の多い環境に放り込まれたシャームですが、それでもはにかみながらも笑顔で私に対応してくれて、、私は心の中でこの笑顔の奥にどれほどの、厳しい試練をこの少女は体験してきたのだろう、とため息をついておりました。
この休戦中に現地のスタッフ、リームたちがシャームを訪問してくれました。

リームの報告によれば、
「シャームはとても繊細な女の子で、これまで化学療法や骨髄移植など、長くつらい治療を乗り越えてきました。
その中で、しだいに心の状態が不安定になり、食事がとれなくなったり、体を動かすことも難しくなっていきました。体力も落ち、歩くときには足を引きずることもあったそうです。
ご家族もまた、大きな不安と負担を抱えながら日々を過ごしています。経済的にもとても厳しい状況にあり、その中で何度もジムネットの事務所を訪ねてくださいました。私たちはシャームとゆっくり言葉を交わしながら、少しでも心が軽くなるよう寄り添ってきました。
また、スハイルさんがシャームの英語の勉強を支援してくださったことにも、心から感謝しています。シャームにとって、病院の外に出て新しい人と出会い、学ぶ時間を持てたことは、大きな意味がありました。
昨日もシャームの様子を見に訪ねました。少しずつ笑顔が戻り、食事もとれるようになってきている様子に、ほっとしています。
これからも、約束した通り、シャームのそばに寄り添いながら、回復を支えていきたいと思います。」
これは一人の少女が戦争下で体験していること。私たちは彼女に出会いました。
皆さんの思いをシャームの人生に寄せていただけたら、と思います。
シャームが描いてくれた絵はこちらでご覧いただけます!
https://www.jim-net.org/artist/11262/
