イラク小児がん支援

イラク小児がん支援

JIM-NET では、バグダッドの2病院CWTH( 子ども福祉教育病院)CPTH( 子ども中央病院)、バスラのバスラ子ども病院、アルビルのナナカリ病院、ドホークのヒビ病院へ医薬品支援を行っています。
「イスラム国」(IS)との戦いでモスルから避難してくる人たちが、クルド自治区のアルビルのナナカリ病院に押し寄せ、医薬品の不足が深刻になっています。
2017年1月に、モスルのイブンアシール病院が解放されると、JIM-NET はいち早く、復興のために医薬品を届けました。一方で、JIM-NET が力を入れているのが心理社会的支援です。小児がんの子どもたちの院内学級や、絵画教室などの文化活動も盛んに行っています。
念願の小児がん包括支援施設として「JIM-NET ハウス」を立ち上げ、壁には、子どもたちの絵が飾られています。モスルからの患者家族の宿泊施設としても、多くの利用者が訪れています。

活動の内容

医薬品支援・消耗品支援

JIM-NETの主な活動は、抗がん剤などの医薬品を届けることです。
がんの治療には、2~3年で10~20種類ほどの薬を使います。国立病院なので、治療費・薬代はすべて無料のはずが、慢性的に抗癌剤が不足しており、病院にない薬は、患者が外部の薬局で購入しなくてはなりません。中にはかなり高価な薬もあります。
JIM-NETは、病院に定期的に薬を供給し、患者個人が購入する薬の一部を立て替えています。
2014年より「イスラム国」よる占領で中断していたモスルの病院への支援も2017年3月に再開しました。

院内学級

各病院でプレイ・ルームを設け、院内学級を実施し、学習支援を行っています。また文化活動やレクリエーションも盛んに行っています。闘病中の子ども達をハッピーにすることを目指します。

貧困患者支援

病院に薬がないと、患者は自費で払わなくてはなりません。JIM-NETはできるだけ自己負担のないように医薬品を支援していますが、遠方から通っている患者に関しては、交通費の補助等も行っています。

JIM-NET ハウス

イラクの小児がん病院では、両親がつきっきりで看病していますが、お父さんお母さんの寝る場所がなく、子どものベッドの下や病院の受付の床で寝ています。
家族の心理的・経済的負担を減らすべく、2017年1月から、小児がん包括支援施設(通称:JIM-NETハウス)を開所しました。病院の近くに、相談所用の建物と、ホテルを2部屋借り、家族が必要な時に利用できる体制を作りました。宿泊施設は主にIDP(イラク国内避難民)のがん患者と家族が利用し、相談所にはがんの子どもを持つ貧困家庭が訪れます。
このハウスには、地域との交流拠点という機能も持たせています。
2017年2月には専門家を派遣して感染症対策の講義を実施しました。

※この事業は外務省の日本NGO連携無償資金協力(N連)より助成を受けています。

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