アドボカシー

戦争で傷ついている人たちや難民になった人たちを支援するだけでは、戦争はなくなりません。
時と場合によっては人道支援が戦争を長引かせたりすることがあります。
JIM-NETは、苦しんでいる人たちに寄り添い、現場の声を伝えることで、戦争のない社会を目指します。日本政府に政策提言をしたり、人道的危機に追い込まれた人たちの権利擁護のために、国連等関連機関との調整を行ってきました。
こういった活動をアドボカシーと呼んでいます。

JIM-NETのアドボカシーのテーマ

イラク戦争の検証

2003年のイラク戦争で、米国はイラクが大量破壊兵器の開発と国際テロを支援しているという疑惑だけで、国連安保理決議を得ずにイラク攻撃を行いました。
日本政府は、米国の攻撃を支持しましたが、安保理を無視した攻撃は国際法に違反し、大量破壊兵器も国際テロを支援していたという事実もないことがのちに明らかになりました。
イラク攻撃の結果、イラクはテロの温床と化してしまい、いまだに安定しません。
過ちを繰り返さないために、日本政府がイラク戦争の検証をきちんと行うように訴えています。

劣化ウラン弾禁止を目指します

1991年の湾岸戦争で初めて使用された劣化ウラン弾。イラク戦争でも使われ、その放射能で多くの子ども達ががんになっています。ウラン兵器禁止のための国際ネットワーク(ICBUW)に協力し、国連や日本政府に劣化ウラン弾の禁止を訴えています。
http://icbuw-hiroshima.org/

核エネルギーに頼らない社会を目指します

福島第一原発事故後、私たちは、大きなダメージを受けました。
事故の処理はまだ終わっておらず、一方で核燃料廃棄物の捨て場も決まらないまま、他の原発の再稼働、そして、原発の海外への輸出が進められようとしています。
福島の人々の声を発信し、政策提言をしていきます。
http://fukushimalessons.jp/booklet.html

シリア内戦終結に向け、武力行使によらずに解決するよう日本政府に外交努力を要請します。

JIM-NETはシリア和平ネットワークのメンバーです。
https://syriapeacenet.themedia.jp/

ODAのあり方について提言します

日本外交の柱となっているODAは、時と場合によっては、戦争に加担したり、現地の人々の人権侵害になることもあります。JIM-NETは、国際協力NGOセンター(JANIC)の協力会員としてアドボカシー活動を連携して行っています。
http://www.janic.org/

NGOとして非戦を訴えます

戦争に反対。しかし、いったん始まってしまった戦争を止めるのはとても難しいのです。
NGOは常日頃から戦争が起こらないよう、差別や貧困の問題に取り組んでいかなければなりません。JIM-NETは、NGO非戦ネットを通して、安全保障、憲法の問題などを考えていきます。
http://ngo-nowar.net/

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