ニュース

ローリンとの再会

Category:

【2010年にシリアでがんを発症したローリンに5年ぶりに会ってきました!】

ローリンが白血病と診断されたのは11歳のとき。
最初はダマスカスの小児病院で9か月間治療を受け、その後はエルビルのナナカリ病院で最後の治療を続けました。それが2019年のことです。

彼女は15.16.18年度の3回もチョコ募金の絵を描いてくれており、思い出がたくさんある子の1人です。
今回はJIM-NETからの支援が終わり、数年が経った今、どう過ごしているのかを知るためにローリンの家に行きました。

当時を振り返り、治療をしているときに一番つらかった瞬間はいつだった?と聞くと、「動けなくなって寝たきりになり、お医者さんに『もう助からない』と言われたとき」だったとローリンは答えます。子ども時代に重い病気になったことだけでもつらいのに、医者に見放された彼女の絶望は想像してもしきれません。

しかし、病院を出た後もローリンはJIM-NETの緊急支援などで治療を続け、無事がんの治療を終えることができました。ローリンのこの話は、JIM-NETの活動の中でも非常に印象的な出来事として今でも語られています。

白血病の経験を振り返り、「人生が全部変わったと思う。治療が終わった後の体は、まるで新しく生まれ変わったみたいなの」と話す彼女。将来の夢を尋ねると「洋裁を学んで仕立て屋さんになりたい」と目を輝かせて教えてくれました。

ローリンに会いに来た私たちに、中東ならではの砂糖たっぷりの甘いお茶を入れてくれた旦那さんは、静かにローリンの話を聞いていました。そんな旦那さんの横で、ローリンの今一番の幸せは、妊娠したこと、もうすぐ生まれてくる子どものために母になる準備をしていることだと少し照れながら教えてくれました。抗がん剤の影響で、子どもを産むことは難しいかもしれないと医者に言われていたローリン。「もう助からない」という言葉をはねのけて今もたくましく生きているように、難しいと言われながらも母になる準備をしている姿を見て、私たちもパワーをもらいました。

また、病気と闘う子どもたちになにかメッセージはありますかと聞くと、「神さまが私を癒してくれたように、すべての病気の子どもたちが癒され、痛みのない人生を送れますように」という祈りを込めて答えてくれました。

「白血病に苦しんでいた当時、医師や看護師、そしてJIM-NETの皆さんの支えは一生忘れません。とても貧しかった私に薬の支援をしてくれました。本当にありがとう。あの支援がなければ治療を続けられませんでした」。そう言いながら、子ども時代の面影が残る笑顔でローリンは微笑みます。
今もウイルス性肝炎と闘いながらも、日々を前向きに過ごしているローリン。
ローリンのように、治療を終え元気に生きられる子どもが一人でも多くなりますように。
JIM-NETでは、小児がんや白血病などの子どもたちに医療支援や心理社会的支援を届け続けます。
—————–
JIM-NETの活動を応援してください!
夏募金受付中🌻
https://congrant.com/project/jim-net/13532/form/step1

タグ:

PAGE TOP