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東日本大震災から10年。

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東日本大震災から10年の月日が経ちました。
被災された皆さん、ボラティアなどでかかわった皆さん、
一人ひとりが、それぞれの想いを胸に抱えていることと思います。

「見た目はきれいになったけど、
住民同士のコミュニケーションや町づくりはこれから。
今までは基礎作り。ここからが復興だ。」
地震から7年の時、石巻を訪れた際に聞いた言葉を思い出します。

10年は節目ですが、終わりではなく、
復興はまだまだ道半ばです。

私たちは、東北の現地での活動はできていませんが、
JIM-NETとしてできることを続けていきます。

これからも皆さんから預かったご支援で、
福島の子どもたちを守る活動を行っている団体を助成していきます。
政府や行政からこぼれ落ちてしまうような、
小さいけれど、とても重要な活動を支えていきたいと思っております。

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JIM-NET東北支援の10年
◆石巻緊急支援 石巻で1年間の緊急支援活動を行いました◆
東日本大震災後すぐに山形のIVYが立ち上げた
「東北広域震災支援NGOセンター」の救援物資を届ける活動に参加し、その後石巻に拠点を置き、下記の活動を行いました。
・石巻市永巖寺・湊小学校での仮設風呂の運営(千人風呂プロジェクト)
・河北町の地域医療復興支援(在宅介護を受けている高齢者の支援)
・雄勝のクリニックへの医師・看護師の派遣
・仮設住宅でのお茶っこくらぶ(ワークショップなどを開催)の運営
全国各地より医師・看護師が駆けつけてくださり、震災当初は不眠不休で活動を支えてくださいました。
お風呂の運営では、新潟のグリーンエナジーなど企業の皆様にご協力いただきました。

◆福島支援◆
その年の夏からはイラクの劣化ウラン弾の問題に取り組んできたNGOとして、福島での活動をスタートしました。
・福島の住民の除染のお手伝い
・お母さんたちの声を集めたFukushimaVoiceの発信
・保養、検診
・JIM-NETの理事(医師)による相談会
・放射能測定所の情報についてまとめた、市民放射能測定所ダイレクトリーの作成、震災から5年の時にはその現状のフォローアップ
2019年より放射能から子どもたちを守る活動を行う団体を助成する方向に転換し「福島基金」を設立しました。

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(スタッフ大嶋)

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