ニュース

ファーティマ(モスル:4歳)の訃報

Category:

 

現地スタッフのリームより連絡がありました。

===

支援していたモスルからの患者ファーティマ(4歳)が亡くなりました。
先日、病院にいった時、状況が良くなかったでしょ?
だからその後もファーティマのお母さんと連絡を取り合ってたわ。
本当に残念でならない。私も悲しみの中にいます。

今日、ファーティマの両親から連絡をもらったので送ります。

「私たちは今、悲しみの中にいますがJIM-NETの支援に対して感謝の気持ちでいっぱいです。初めて病院に行った日、あなたたちは私たちに声をかけてくれました。10日間何も買えないほど貧しかった私たちに、抗がん剤を買うお金と生活の支援をしてくれました。お金だけではなく、いつも気にかけてくれたことがとても心強かった。心が救われたと感じる瞬間もあった。
ありがとう。本当にどうもありがとう。」

===

2018年2月の寒い日、JIM-NETスタッフが出会ったファーティマの父は、
まだ3歳にも満たないファーティマを抱き抱え途方に暮れていました。

すぐに家庭訪問をし、薬の支援と僅かでしたが生活の支援を実施しました。
https://www.facebook.com/JapanIraqMedicalNetwork/posts/1714731701928007

その後も定期的に支援していましたが先日病院に行ったら呼吸も苦しそうで、
体調が悪かったためリームには状況を注視してもらうよう伝えた矢先の出来事でした。

皆様にはたくさんの応援やご支援をいただき、ファーティマのご家族からも
大きな感謝を伝えてほしいとリームに伝えられました。
本当にありがとうございました。

今なお、ファーティマのように貧困と病気に苦しむ患者や患者家族がたくさんいます。
時には薬だけでなく最低限の生活支援を行うこともあります。

引き続きJIM-NETでは貧困患者支援を行っていきますので、ぜひ応援していただければ幸いです。
https://www.jim-net.org/donate/donation/

タグ: ,

PAGE TOP