ニュース
6月20日は世界難民の日です。~故郷を追われた人々に必要な医療支援を~
明日6/20は世界難民の日です。
【故郷を追われた人々に必要な医療支援を】
2025年3月に呼びかけた『シリア北東部緊急支援クラウドファンディング』 の支援報告を
現地スタッフのリームからのお礼のメッセージとともに、お送りいたします。
※ご支援くださった皆様にはJIM-NET便り(季刊誌)とともに7月下旬頃、詳しい報告書をお送りする予定ですので、お待ちいただけますと幸いです。
独裁政権が2024年12月に崩壊したシリアでは、新たな光が差し込んだように見えましたが、
一部の地域では不安定な情勢が続き、約12万人が避難を余儀なくされました。
その避難民を受け入れているシリア北東部への応援をJIM-NETでは呼びかけました。
クラファン中に同時進行で第一次支援として、幼児用ミルクとモバイルクリニック(移動式簡易診療車)の医療器具等、
特に現地で要望が強いものを対象に約108万円分の支援を行いました。
しかしその後、日本からシリアへの送金が困難な状況が続き、
私どもも苦慮しておりましたが、ようやく2026年3月に第二次支援の送金手続きを終えることができました。
クラファンから大変長い時間が経過してしまいましたが、お陰様で頂戴したご寄付は、
現地で活用させていただきましたことをご報告申し上げます。
その間にもシリアでは、2026年1月初旬に暫定政府の治安部隊とクルド人主体の武装組織「シリア民主軍」(SDF) の軍事衝突が激化し、アレッポ周辺から14万人もの避難民が発生したと言われています。
シリア北東部はトルコからの攻撃が続く情勢が不安定なエリアで、人々は貧困にあえぎ、インフラも医療も脆弱です。
このような地域で、前年の混乱が収まらないうちに、第二波の避難民を受け入れることになってしまい、私たちも想像を絶する状況です。
現地パートナー団体のクルド赤新月社(KRC)では、医薬品不足や価格高騰、度重なる豪雨による洪水被害、道路封鎖や国境検問対策等、さまざまな困難を乗り超えながら、『すべてのニーズを満たすには不十分で限られた支援であっても、苦痛を和らげ、命を救う』という信念のもと、活動を続けています。
◆第二次支援内容◆
・カミシリのがんセンターの抗がん剤等:10,000 USD(2~3月の費用の60%)
・モバイルクリニック(移動式簡易診療車)の小児科・婦人科・内科の薬剤 7,000 USD(2~3月の費用の70%)
※クラウドファンディングの残金約121万円とシリア国内支援の予算約147万円を合わせて送りました。(レート1ドル=157.66円)

カミシリのがんセンターに支援した医薬品
シリア北東部では130校以上が避難場所に
避難所のモバイルクリニック(仮設の簡易診療所)
シリア紛争のため看護師の夢を道半ばであきらめてイラクに逃れ、
現在はJIM-NETスタッフをしているリームより、皆様へのメッセージをお届けいたします。
【ご支援者いただいた皆さまへ】
長年にわたりお寄せいただいているご支援に、
心より感謝申し上げます。
シリアで紛争が始まってから14年以上が経ちました。
そのような長い年月が過ぎた今もなお、シリアの人々のことを忘れず、寄り添い続けてくださる方々がいることに、深い感謝の気持ちを抱いています。
皆さまの思いやりと寛大なご支援、そして変わらぬご尽力は、困難な状況に置かれた数え切れないほどの家族にとって大きな支えとなってきました。
多くの人々が「解放」と呼ぶ状況を迎えた後も、シリアの人々は依然として基本的なサービスや生活必需品へのアクセスに苦労しています。日々の暮らしのさまざまな場面で課題は続いており、復興への道のりはまだ長いです。
皆さまからの継続的なご支援は、生活の再建と子どもたちのより良い未来のために努力を続ける地域の人々に希望を与えています。そのことに、私たちは心から感謝しています。
シリアの人々を代表して、改めて感謝申し上げます。
そして今後も、シリアとそこに暮らす人々のことを心に留め、関心を寄せ続けていただけますようお願い申し上げます。皆さまの連帯とご厚意は、今もなお非常に大きな意味を持っています。
改めまして、皆さまの変わらぬご支援とご尽力に深く感謝申し上げます。
心からの感謝を込めて リーム・アッバス
タグ: シリア国内支援, シリア北東部緊急支援
