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#イラクレポート24 広島大学との連携と心理的支援(バスラより)

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イラン攻撃後の現地の声を届ける
#イラクレポート 24

🍀今日は、イラク国内の支援拠点の一つ、バスラのレポートをお送りします。
バスラ中央小児病院のジムネットの院内学級で働くイマーンが報告してくれました。

日本も猛暑に襲われていますが、バスラではなんと気温が52度を記録したそうです。
バスラはイラン、クウェート国境に近い場所にあり、こんな猛暑の中でもイラン側、クウェート側双方から爆撃などの音が聞こえてくるそうです。戦闘の影響は至る所に出ています。

『州内で続く電力危機の影響で、私たちは深刻な疲労を感じています。停電が4時間連続で続くこともあります。
その結果、すべての政府機関において、公式の勤務時間が短縮されています。
イランと米国間の政治的緊張は、医薬品の入手可能性にも悪影響を及ぼしています。航空輸送の混乱、海峡の封鎖、そして価格の継続的な上昇により、医薬品へのアクセスはより困難になっているのです。』

🍀そんな厳しい状況下ですが、良いニュースもあります。

『今月最も前向きで心強い進展の一つは、広島大学病院との遠隔医療会議を通じて科学・医療協力が再開され、医学遠隔学習プログラムが継続されたことです。
バスラ小児病院が科学と医学の進歩に遅れをとらないよう尽力していることを示す取り組みとして、今回の会合では、フサム・マフムード医師率いる当院の専門スタッフと日本の医療チームとの間で、医学的知識と専門性に関する集中的な意見交換が行われました。その目的は、小児医療プログラムを強化し、世界中の最新の治療法に関する情報を常に把握することです。』

🍀実はイラクは1991年の湾岸戦争以来、国連の制裁によって、医学の最新情報を国内で受け取ることができない、という厳しい現実を長く味わってきました。
だからこそ今回、広島大学病院との連携が続いていることは意味深く、現地にとって大きな希望となっているはずです。
加えて、イラク国内で活動する医療支援団体は数少ないのですが、バスラではジムネット以外の国際支援団体が、支援に入ってくださっています。

『私たちは、児童保護に尽力する主要な国際団体の一つであるイタリアのNGO<Terre des hommes>と協力し、入院中の子どもたちへの包括的な心理的支援を継続的に提供しています。
心理的支援、レクリエーション活動、音楽療法セッションは、週に1回実施されています。
さらに、回復した子どもたちのための壁画を制作するという私のアイデアを実現するにあたり、支援をいただきました。
これらの壁画は、回復した子どもたちの写真とともに、病棟や外来診療室に設置されています。
希望と励ましを与えることで、子どもたちの治療過程に非常に大きなプラスの効果をもたらすと私たちは考えているからです。
今月(7月)だけでも、170人の子どもたちが院内学級に訪れました。』

気温が50度を超える酷暑でも 、周辺地域で緊張が続く中でも、子どもたちの笑顔を守ろうとする人たちがいます。
一枚の壁画、一回の音楽療法、一つの遠隔医療会議。 その積み重ねが、子どもたちに希望を届けています。
医薬品が滞ることなく届き、こうした営みがこれからも続いていくことを心から願っています。

そして、現場で働く人たちへ心よりの感謝を!

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