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#イラクレポート20 戦争と平和の狭間で・・・
イラン攻撃後の現地の声を届ける
#イラクレポート 20
【戦争と平和の狭間で・・・】
みなさま、お元気でお過ごしですか?
日本の各地で梅雨入りが宣言され、目下は台風の直撃を受け、大雨に見舞われている地域も多いと思います。
台風の影響が最小限であることを祈っています。
2月末の攻撃開始から4ヶ月、ホルムズ海峡の封鎖解除や国連の対応を経て
6月半ばにようやく停戦に至りました。
この間のイラクレポートでみなさまもご存知の通り、
普通の市民が体験していたドローン攻撃などの脅威、
子どもたちの心理的極限状態など、ニュースでは伝えられない現地の大変さが存在しています。
今、戦闘状態は休止しており、クルディスタンにある
ジムネット事務所のスタッフ、ラワンドからの報告によると、
「クルディスタン地域の治安状況は安定しており、戦争に関する差し迫った懸念はありません。
しかし、多くの商品や物資の価格は依然として高止まりしています。人々は引き続き、懸念を抱きつつニュースを注視しています。」
一方で、専門家の間では、今回の停戦はあくまで一時的なものとの見方もあります。イラン攻撃の背景には複雑な政治情勢があり、
まだ楽観できる状況ではありません。そうした緊張のなかでも、現地ではローカルスタッフの働きによって、
子どもたちへの支援体制が少しずつ整えられています。
ラワンドからの報告によれば、
「こうした状況にもかかわらず、私たちはプロジェクトや活動を続けています。
その中には、ナナカリ病院での子供たちへの医薬品や栄養ミルクの提供、
および小児カウンセリング部門における『相談エリア・プロジェクト』の実施などが含まれます。
また、教育の機会を奪われてきた子どもたちを対象とした学校プロジェクトの再開準備も進めています。現在の状況は安定しており、戦争やドローン攻撃の差し迫った脅威もないため、7月1日から開始する予定です。
さらに、薬を購入する経済的余裕のない低所得の患者への支援を継続するとともに、家庭訪問を通じて支援を行っています。」
子どもたちが待ち望んでいた院内学級も再開する見通しになってきました。
子どもたちが安心して学び、笑い合える夏が戻ってくることを、私たちも心から願っています。
子どもたちの笑顔の写真も届いています。
ぜひ、その表情から現地の子どもたちの今を感じていただければと思います。
誰しもが、このまま和平が続くことを願っています。
日本でもさまざまな物資が今回の影響で不足する事態も出ております。
そのような情報に接する際に、現地の人たちや子どもたちに思いを馳せていただければ、と思います。
*参考:これまでの経緯
2月28日:米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始
3月2日:イランがホルムズ海峡封鎖を事実上断行
4月中旬:米中央軍がイラン港湾の海上封鎖を開始、海峡内に船舶が長期間足止め
6月14日:米国が覚書を発表、ホルムズ海峡の通航料なし開放・封鎖解除の方向性を示す
6月23日:国連IMOが船舶を湾外へ誘導する臨時「海上回廊」の設置を発表



