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【シリア難民がん支援】イギリスのタハニさんとテレビ電話

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ヨルダンにやってきました。
ダラーから避難しているイマッドさんは、2013年から一年半ほど、「希望の足」プロジェクトで、バンを運転し障害者の移送支援を手伝ってくれました。
イマッドさんが私がヨルダンについたことを知ってホテルを訪ねてくれました。

2015年、イマッドさんに何とか助けてあげてほしいとお願いされたのが、タハニさんです。
腫瘍が転移し危険な状態で、結局キングフセインがんセンターからも治療を続けても容態は良くなることは難しいと言われ、痛み止めをJIM-NETがイマッドさんにお願いして支援をしていました。

2016年度のチョコ缶のバラの花を描いてくれたのがタハニさん。

昨年9月にイギリスに難民として受け入れてもらえました。
そして数カ月前には、シリアにいたお父さんも家族呼び寄せで合流しました。足を切断するかどうか悩んでいたようですが、切らずに様子を見ることになりました。
歩くのは難しいので、訪問看護を受けているようです。

送られてきた写真の表情が元気がなかったので心配していたのですが、イマッドさんが携帯でつないでくれ、少し話すことができました。
痩せているようですが、元気にしゃべってくれたのでとても安心。

イギリスの人たちはとても親切だとのこと。日本も、難民をたくさん受け入れる必要はないと僕は個人的に思いますが、数が少ないなら、やっぱり最も困難な状況にあるタハニさんのような家族を難民として受け入れてほしいなと思っています。
タハニのケースは、僕たちが、緩和ケアをやっていくうえでも、そして難民の受け入れという観点からも参考になります。

そんなことは差し置いて、タハニがとても元気そうだったので、うれしくなりました。
先ずは報告まで。ぜひビデオもごらんください。
https://www.facebook.com/JapanIraqMedicalNetwork/videos/1510466285687884/

佐藤(事務局長)

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