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#イラクレポート9 平和のために私たちNGOは何度も声を上げていく
イラン攻撃後の現地の声を届ける
#イラクレポート ⑨
【平和のために、私たちNGOは何度も声を上げていく】
ここ数日、イランとアメリカ・イスラエルとの紛争について、停戦に向けた話し合いが続いています。
できることなら、停戦がそのまま終戦へとつながってほしいと、切に願います。
今年に入って、「ネタニヤフ調書」というドキュメンタリー映画を観ました。
イスラエルの首相であるネタニヤフは、収賄などの汚職の罪を追及されており、有罪となれば禁固刑が課せられる状況にあります。
辞任すれば実刑を免れない――そのような中で、彼は極右政党である「ユダヤの力」や宗教シオニスト党と連立を組むことで、政権の維持を図ってきました。
これらの政党はガザの徹底的な破壊を主張し、停戦や和平に強く反対しています。
映画では、ネタニヤフが政権維持のために戦闘を継続せざるを得ない立場にあること、さらにはハマスへの資金供与によって対立構造を長引かせてきた可能性にも触れられていました。
今回のイラン攻撃についても、政権延命の手段として捉える見方があるのは、こうした背景によるものです。
一方、現地スタッフから届いた報告によれば、バグダッドでは爆撃が激化しています。
その背景には、いまなお続く米軍の駐留があります。
イラク政府は、正式に米軍の撤退を要請しています。
また、ジムネットの現地事務所があるクルド人自治区アルビルでも、ドローン攻撃が絶え間なく続いています。
【このニュース画像は、アルビルの石油施設(燃料貯蔵庫)に対して繰り返しドローン攻撃が行われた様子です。】
さらに、現地では物価の高騰も深刻です。
スタッフによれば、
ガスボンベ1本8,500 ⇒ 40,000 イラク・ディナール
食用油1缶 28,000 ⇒ 41,000イラク・ディナール
に上昇しているとのことです。
日々の暮らしが、さまざまな側面から脅かされています。
こうした状況の中で、日本についての報道も目にしました。
トランプ大統領が「日本は何もしていない」と発言したというものです。
日本には憲法9条があります。
これまでこの条文によって、日本は戦争に参加しないという立場を保ってきました。
憲法9条は、私たち自身が戦争に加担しないという意思であり、防波堤でもあります。
この条文が変えられることのないようにすること――
それが、今の私たちにできる一つの行動ではないかと感じています。
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