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バスラ院内学級のイマーン先生

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バスラの院内学級では、2人の先生が入院中の子どもたちや
その家族のケアに当たっていましたが、
5月からは新しくイマーンも加わってくれました!

現在、バスラ子ども病院ではJIM-NETが2つの部屋で院内学級を実施しています。
イマーンは心理カウンセラーの専門家として、
これまで学校や医療施設で10年ほど働いた経験を持ち、
いつもパワフルでエネルギッシュな彼女の周りには子どもたちがたくさん集まります。

イマーンにはアディヤーンという娘がおり、
アディヤーンは1年半ほど前に白血病を発症し、
バスラ子ども病院で治療を受けています。

初めはアディヤーンのケアをしていたイマーンでしたが、
これまでの経験やキャラクターが病院でも発揮され、
気付けば同じようにがんに苦しむ子どもやその家族が
イマーンのもとにやってきては相談をしたり、子どもたちもイマーンと遊ぶようになりました。

常に医師や院内学級のスタッフ、看護師とも連携を取り子どもたちとその家族のケアにあたるイマーン。

「色んな思いを抱える患者家族が多いです。がん=死と思ってる人も多くて、
私の前で泣き出すこともよくあります。でもそういう時は、
まずは正しい知識を落ち着いて伝えるようにしています。
そして私も彼女たちのように子どもががんで治療中なので、
不安な気持ちがよく分かるし、私は今までの経験や知識をもとに、
ここにいる人たちの助けになれればと思っています。」

そう口にするイマーンのもとには、今日もたくさんの子どもたちが訪れています。
これからも、是非バスラの院内学級を応援してください!


 

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