2023年度

絵を描いてくれた子どもたちを紹介します。

ライオン

アフマド/9歳/血友病/アルビル出身

生後6 ヶ月の時に、出血がなかなか止まらない血液の病気の一種である血友病と診断されました。今でも月に一度病院に通って、治療を続けています。
現在、小学3 年生で地元の学校に通っています。
アフマドは外で友達や兄弟と遊ぶことが大好きですが、出血しないように十分に注意しなければなりません。
アフマドのお父さんは、「彼はまだ幼いので、自分の絵がチョコ缶に使われたことについて、どう気持ちを表現したらいいのかよくわからないようですが、とても喜んでいます。自分の絵のお陰でがん患者や他の子どもたちが支援を受けられることを喜んでいます。」と話してくれました。

 

ちょうちょ
リン/9歳/シリア・ダラア出身

バラの絵を描いたシャームの妹です。
リンが生まれ育ったダラアの街は、戦火が街中に広がっていたため、外に出ることができず、家の中で過ごしていました。それでもリンは、いつも元気いっぱいで笑顔の絶えない女の子。
友達もたくさんいて、バレエを習いたいと思っています。
絵を描くのが大好きで、お姉ちゃんと絵を描いたり遊んだりして楽しく過ごしています。

将来の夢はヨーロッパに留学し、小児科医になること。
真や動画を撮られることが好きで、カメラを向けるといつも両手でハートを作ってくれます。

 

バラ
シャーム/15歳/血液の病気/シリア・ダラア出身

4 人兄弟で長女のシャームは、しっかり者のお姉さん。
いつも妹や弟たちの面倒を見ながら、家の中で楽しく遊んでいます。
シャームのお母さんは、彼女が3 歳の時に病気で亡くなりました。
その後、お父さんは再婚し、継母が彼女の世話をしてくれています。
2021 年シャームは家族とともに、先にアルビルに来ていたお父さんのもとに来ましたが、
翌年、血液の病気と診断されました。
シャームは勉強することが大好きで、ソフトウェア・エンジニアになるという夢を叶えるために学校に行きたいと思っています。
一方、アラビア語で授業を行っている学校は遠く、家庭の経済状況も悪いため、学校に通いたくても通うことができていません。


フルーツバスケット

オレンジ
アナス/16歳/急性リンパ性白血病(ALL)/アルビル出身

9 歳の時に急性リンパ性白血病と診断されました。
2021 年にお父さんが骨髄ドナーとなり、骨髄移植のためにインドで約4 ヶ月に及ぶ治療を経て、現在、白血病は寛解しました。
当初は勉強が苦手でしたが、今ではとてもよく出来るようになりました。
 2022年9月から地元の学校に学年を下げて復学しました。
「勉強も今の自分のレベルに合っているし、大変だけど楽しいです」と話しています。
将来は警察官になることが夢です。

 

ハムザ/11歳/シリア・ダラア出身

元気いっぱいな姉妹に囲まれて、少し控えめな性格のハムザは、シャームの弟です。
絵を描いたり、水泳を習うことが好きです。お父さんと一緒に仕事場に行ってペンキ塗りを習うこともあります。

将来の夢は、エンジニアになるためにヨーロッパに行って、学校に通うこと。JIM-NET のスタッフが訪問すると、いつも恥ずかしそうにしているけれど、「また来てね!」と最後はいつも笑顔を見せてくれます。

 

 

シマ/11歳/急性リンパ性白血病(ALL)/アルビル出身

シマは将来、医者になって人々の病気を治療することを夢見る女の子です。弁護士になりたいという夢も持っています。今年、白血病が寛解し、地元の学校に戻りました。
JIM-NET のサマーアクティビティの演劇コースでは、演者として参加し、とても上手に演技をしていました。
シマは両親と3 人の兄弟と共に暮らしていますが、お父さんは、シマの病気が分かった時と同じ時期に心臓病を患い、短い距離しか歩くことができません。
今回、自分の絵がチョコ缶に選ばれて、多くの人たちが応援してくれるのは本当に嬉しいと喜んでいます。

 

 

レズダール/11歳/急性リンパ性白血病/アルビル出身

現在は化学療法を20 日おきに1 回受けており、副作用で足に問題が出て、うまく歩けない状況です。病院の先生たちも原因を探るために話し合いを続けています。

小学校4 年生に復学しました。
「大きくなったら、国を守る治安部隊になりたい。他の子どもたちを助けるために、もっと絵を描きたい。ピクニックに行ったり、遊んだり、スタッフや先生がとても親切にしてくれるJIMNET
が大好きです」と話してくれました。

 

 

 

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