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#イラクレポート33 米軍の撤退/ホルムズ海峡封鎖による医薬品の不足
イラン攻撃後の現地の声を届ける
#イラクレポート 32
イラク全土、北から南に至るまで、「主権の日」を記念して9月30日(水)から4日間の公式祝日を迎えました。
これは、2026年9月30日イラクから米軍が撤退したことを記念してのことでした。
肯定的な見方としては、イラクは外国軍に依存することなく、自国の安全保障について全面的な責任を負う立場になりました。イラクの中央政府は、多くの役割がすでにイラク軍に移管されたと述べています。
一方、米軍撤退について心配する声もあります。
米国の情報活動、後方支援の縮小により、すでに潜伏しているイスラム国が活発になる可能性があるからです。
実際、9月後半から10月上旬にかけて、キルクーク、ファルージャ、モスルの各地でイスラム国とみられる勢力による攻撃がありました。
また、イラク国内に存在する親イラン勢力のさらなる活発化を心配する見方もあります。
そして、日常生活は深刻です。
9月後半からバグダードではガソリンと灯油の不足が続いています。ガソリンスタンドには長蛇の列ができ、その影響は他の地域にも波及しており、ガソリンの在庫がなくなったため営業を停止したところもあります。これらすべては、イランと米国の間の戦争に起因しています。
この状況は患者や病院にも影響を及ぼしています。
JIM-NETの支援先の1つであるバグダードの中央小児教育病院では、医薬品や医療サービスの不足に加え、使い捨てシーツ、消毒剤、清掃用品、手袋、絆創膏など、入院中の患者が必要としている多くの衛生用品なども不足しています。
治療に使用する注射器や針さえも不足している状況です。
このような状況下で、入院患者が増えており、9月末に寛解した4名の患者が再発してしまい、再入院しました。
そして、新規の入院患者も13名おり、亡くなった子は2名います。
不安定な治安、保健、社会情勢は、すべてイランと米国の間の戦争およびホルムズ海峡の封鎖に関連しています。
これまで医薬品や衛生品の一部がホルムズ海峡から来ていたからです。
JIM-NETは中央小児教育病院に衛生用品、ベッドカバー、注射針などの支援を続けています。
現在、イラクとイラン間の航空便が運休となっていることから、バグダードをはじめイラク全土の人々の間には怒りと不満が広がっています。両国には双方の人々が参拝する宗教的な聖地があるため、特にイラクのシーア派コミュニティの間で大きな不満を引き起こしています。
このような日常生活に人々はうんざりとしています。
そして、心から地域の安定を望んでいます。


