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ドミーズ難民キャンプ訪問

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現在、イラク北部クルド自治区には、27万人を超えるシリアから逃れてきた人々が難民キャンプや市街地で生活しています。
また、シリア危機の影響からイラクで仕事をするシリア人も多数おり、クルド自治区だけでなく全土に多くのシリア人が住んでいます。

JIM-NETでは、現地NGOのZian Health Organizationと共にイラク北部の難民キャンプに家族計画支援と医薬品支援を行っています。
支援先のひとつであるドミーズキャンプは、シリア国境からわずか70kmのところにあり、現在約32,000人のシリア人が生活しています。

医療設備が整っていないキャンプでは、妊産婦の方々の健康が守られず、多産が貧困を招く要因にもなっていることから、妊産婦に対するする家族計画支援(避妊具、避妊薬、医薬品)を行っています。
今回、支援先であるキャンプ内のリプロダクティブヘルスセンターへの訪問では、ここ1‐2年の間でドナーが激減したことによる妊産婦の方々に対する医療サービスが悪化していることが浮き彫りとなりました。

以前は2人の産婦人科医が週5回勤務していましたが、現在は1人の医師が週3回のみの勤務となり、検査技師不在のため、検査に基づく診察が行うことが難しい状況です。同様に、助産師、健康や家族計画を指導する医療従事者、薬剤師も現在は予算がなく不在で、出産の際はドホーク市内の産婦人科に搬送されています。

産婦人科医は「JIM-NETとZhian Health Organizationからの貴重な支援に感謝いたします。このセンターが、キャンプ内の妊産婦の健康を守るために再び機能することを願ってやみません」
と窮状を訴えました。
引き続き皆様からのご協力、どうぞよろしくお願いいたします。
https://www.jim-net.org/donate/donation/

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