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患者家族にインタビュー@バスラ子ども病院

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日本の皆さん、こんにちは。
アルビル事務所のラワンドです。
運転手兼会計や労務を担当しています。

バスラに出張した際に患者ご家族から直接話を伺いました。
そこで出会った5歳の女の子の紹介をします。

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ファーティマ・カーシム・アブデルアリ(5歳)バスラ市の出身。

昨年5月に体調を崩し、最初は風邪だと思っていましたが、お腹の張りが際立っていたので、病院を受診しました。
検査の結果、腎臓に腫瘍が見つかり、なんとその腫瘍は2kgほどの大きさになっていました。
最初は何が何だかわからないほど混乱しました。

4ヵ月後に抗がん剤療法を受け始め、幸いなことに腫瘍は小さくなり、腫瘍の摘出手術を受けることができました。
手術後の現在は、21日ごとに抗がん剤療法を受けています。
体調は安定していますが、抗がん剤治療はとても辛そうで、嫌がったり泣いたりでいしてます。

ファーティマはまだ5歳ですが、自分が病気であるとわかっているみたいです。
でも、院内学級で遊ぶに行くときはとても嬉しそうで、周りの子どもたちと遊ぶこともあります。

いつもJIM-NETのスタッフたちにはファーティマを気遣ってくれていて、
抗がん剤治療のために病室に戻らなければいけない時も
「また治療が終わったら遊ぼうね!」と泣き出すファーティマを上手に励ましてくれています。

医師や看護師だけでなく、心のケアをしてくれているスタッフがいてくれることがとてもありがたいです。
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現在、2人のJIM-NETスタッフが院内学級を担当しており、
医師と連携を取りながら、それぞれの子どもたちのケアに当たっています。

入院中の子どもたちにとって、病院内で楽しく過ごすことができる空間はとても貴重で、
これからも大切にしていかなければといけないと感じました。

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