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【クラファンは次の目標へ】
シリア国内の白血病の子どもと家族を助けたい!

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~ クラファンは次の目標へ ~
シリア国内の白血病の子どもと家族を助けたい!
大黒柱としてお墓を掘るアナスくん(12歳)

ご寄付はこちらから⇒https://syncable.biz/campaign/4619


ゴールの9月末まで、次の目標(セカンドゴール)にチャレンジいたします!

※第一目標では、私たちの活動地であるイラク北部アルビルに避難してきた
シリア難民の患者支援を呼び掛けてまいりました。
ゆうちょ銀行口座へも多くのご寄付をいただいており、総額200万円を達成いたしました!
ご支援くださった皆様に心より感謝申し上げます。
  ※クラウドファンディングの呼びかけ文はこちらをご覧ください。

このクラウドファンディングを進めていく中で、イラク以上に治療が大変なシリア国内より、
白血病患者とそのご家族の悲痛な情報が届きました。

そこで、本日(9月12日)以降に集まったご寄付の中から15万円を、シリア国内で暮らすアナスくんへ届けさせてください!
  ※また、15万円以上集まった場合には、引き続き元々のクラファンの目的である、イラクに避難してきたシリア難民の、病気の子どもを抱えるご家族への支援に充てさせていただきます。

◆15万円は現地のお金に換算すると、だいたいこれくらいのお金です◆
 2か月分の抗がん剤 もしくは 3ヶ月分の生活費
大黒柱を失い、病気の子どもを抱えながら生活を続けるのが大変なアナスくん一家へ支援を届けます。

シリア国内で続く混乱は多くの人々の生活を一変させ、約90%の家庭が貧困状態にあるといいます。医療サービスも大きく悪化し、特別な治療が必要な子どもたちにとっては、とても厳しい状況にあります。

このクラファンを続ける中で出会ったアナスくんとご家族を支えたい!
という私たちの想いに賛同いただければ幸いです。


「革命の始まりの日」に生まれたアナスくん

2011年3月15日、シリアで民主化を求めるデモが始まった日とされる日に生まれました。
力でデモを抑えようとした治安部隊や軍に対して市民も武器を持って抵抗し、事態は悪化の一途を辿りました。そんな中、アナスくんは2歳の頃、お父さんを失いました。

日雇いの仕事していたお父さんは、市場で仕事を待っていた日に、落ちて来た爆弾に当たってしまったのです。

一家を襲った経済不安

アラブの世界で女性が仕事を得るのはとても大変です。

それでも、お母さんが育てた小麦を販売しながら得た僅かな収入と、海外からの支援でなんとか暮らしていましたが、経済状況が悪化します。

一家が暮らすシリア北西部では、トルコの影響が強く、2020年には通貨がシリアポンドからトルコリラへと変わりました。
その後、リラが大暴落し、日本では想像のつかないような急激なインフレが起こり、物価上昇率は約36%にもなったそうです。

シリア北西部でも同じように、お金の価値が下がり、生活は今までよりはるかに厳しいものになりました。

お墓を掘り始めたアナスくん

家族を支えることを決意したアナスくんは、鉄くず拾いなどを転々とした後、墓堀りの仕事を始めました。1日の収入は、僅か20リラ(約140円)ほどで、パンが10リラのため、一日の収入の半分が無くなってしまいます。

それでも母親や兄弟、親戚のために、少しでも家計の足しにしようとアナスくんは毎日朝から遺体を埋めるための穴を掘り続け、これまでに150体の遺体の埋葬に携わったそうです。

手にタコができて血が出る時もありますが、アナスくんにとって一番つらいのはこうした姿を友達に見られる時だと言います。

アナスくんは学校に戻りたいのです。

それでも生きていくために学校には行けない状況に「僕の人生は、家族のために働き、疲れていく。自分の人生に苦しめられています。」と話します。

2011年から続くシリアの混乱によって、シリア国内では約45万人が亡くなっているとの国連の報告があります。そのためにシリアではたくさんのお墓を作る必要があり、アナスくんのような子どもがこの仕事に従事することも珍しくありません。

2023年2月のトルコ・シリア大地震では、連日多くの遺体が運び込まれ、短期間にたくさんの遺体を埋葬したアナスくんは、これまで以上に精神的なダメージを負います。

「遺体となった彼らがどんな気持ちで死んでいったのが想像するととても怖いです。そして、遺体を見るたびに亡くなったお父さんのことを思います。」

それでも、来る日も来る日も墓を掘り続けました。

 

白血病の宣告

墓穴を掘り続けるアナスくんに病気が発覚しました。

血液のがんだと分かり、働くことができなくなり、2023年8月上旬に緊急搬送され、抗がん剤治療を受けました。

アナスくんの家には治療費だけでなく、生活していくお金もありませんが、親戚やご近所から助けてもらい、何とか一回目の抗がん剤治療を受けることができたそうです。。

このような話しを聞き、シリア国内の子は自分たちの活動外だから支援できないと目を背け、無視することができませんでした。

ほんの少しでもアナスくんの力になれればと思っています。
ぜひ、ご賛同いただければ幸いです。

(当団体へのご寄付は、寄付金控除の対象外となっておりますので、ご了承ください。)

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