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3月11日を迎えて

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今年も、私たちにとって忘れられない、そして忘れてはいけない日を迎えました。
皆様は今日をどのように迎えられ、どのようなことを考えられたでしょうか。

私は、石巻・福島で出会った人々のことを考えながら、
あらためて日本だけではなく、世界に思いを馳せる1日でもありました。

昨年の3月11日は、ロシアのウクライナ侵攻、
そしてチェルノブイリ原発包囲のニュースが直前にありました。

イラク戦争・シリア紛争で家を追われた人々。
インフラや病院の機能が停止し、治療が遅れてしまい、助からなかった人々。
そして福島の原発事故でふるさとを離れた人々・・・。

JIM-NETの活動の中で出会った人々の顔を思い出し、
憤る気持ちがおさまらない中で迎えました。

そして今年の3月11日の約1か月前にはトルコ・シリア大地震が起こりました。
まさかJIM-NETの活動地域でこのような大災害が起こるとは思わず、シリア紛争で傷ついた人々が、さらに窮地に追い込まれた状況に「なぜ?どうして?」と呆然とした状態に陥ってしまいました。

しかし、私たちは災害緊急支援団体ではないですが、
僅かながら石巻や福島での活動経験があります。
だからこそシリアと繋がっているJIM-NETこそが
何か少しでもできることをしなければと、
シリア国内のパートナー団体「クルド赤新月社」を通じて支援を届けることを決めました。

3月11日という日を、このような状況で迎えることになり、
とても悲しく、そして苦しく感じておりますが、
シリアからの声に耳を傾け、
私たちなりに力を尽くしてまいります。

どうぞ、引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。(募金担当:大嶋)
シリア地震被災者支援 https://www.jim-net.org/2023/02/21/8862/

◆JIM-NETの東日本大震災支援◆

石巻支援
石巻市永巖寺・湊小学校での仮設風呂の運営(千人風呂プロジェクト)や、河北町の地域医療復興支援(在宅介護を受けている高齢者の支援など)、雄勝のクリニックへの医師・看護師の派遣。
仮設住宅でのお茶っこくらぶ(ワークショップなどを開催)を行いました。

福島支援
2011年7月から福島市内に事務所を開設。
市民が立ち上げた放射能測定所に専門家をつなげるなどのサポートやその後のフォローを行いました。
2015年からは、福島の子どもたちを放射能から守る活動を行う団体を助成する方向に転換しています。

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