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ヨルダン・女性障害者支援

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女性障害者たちの人形劇、児童施設や町のショッピングモール、公園に出向いて精力的に公演を重ねています。

夏のヨルダンは周りの国々よりは涼しくて、湾岸諸国から避暑に来る人がいるくらいなのですが、それでも昼間は30度以上で刺すような日差しです。なので、公園で行う野外の公演は夜の7時から。夜の7時でもまだ明るいので、ライトはなくても大丈夫。それに、昼間暑くて家にいた子どもたちは夕方から遊びに来ているんですね。地元のボランティア・グループの助けを得て舞台やスピーカーなど必要なものを運び、会場でセッティングして、子どもたちに呼び掛けて行っています。昔、日本にあったという(まだあるかも、でも私は見たことないです)「紙芝居」のような感じでしょうか?

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あるとき、主演女優が家の都合で参加できず、助演女優が代わりを務めました。それをきっかけに「誰でもできるようにしておくのがよい」と考えて、みんなで練習をして、今では舞台に出られる人が増えています。子どもたちが夏休みの8月いっぱいは公演を続け、9月に振り返りの時を持ちます。

彼女たちはこの舞台で「障害のある女性だっていろいろできる」、「(勝手に助けず)助けが必要かどうかは自分たちに聞いて」というメッセージを伝えようと取り組みました。観客の子どもにも一緒にいる大人たちにもメッセージは伝わっているようです。何より、彼女たち自身がより自信をつけています。公演後の笑顔が輝いています。

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「難民」、「女性」という属性から、なかなか「安定」していくことが難しいです。家族が引っ越しを決めたり、結婚したり、家の事情で出かけられなくなったりして、この2,3か月でも数人のメンバーが抜けました。特にリーダー格の人がいなくなった時にはどうなるかと心配しましたが、残ったメンバーで頑張りました。9月の振り返りで、今後の計画も立てます。次のアイディアは何かな?

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