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イラン攻撃後の現地の声を届ける #イラクレポート ⑧
イラン攻撃後の現地の声を届ける
#イラクレポート⑧
これまで北部クルド自治区アルビルからの声をお送りしていましたが、
今回は<南部バスラ>からの声をお届けします。
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2026年2月28日、イランに近いバスラ地域でも戦闘が勃発しました。
バスラの治安情勢は不安定で戦争開始当初、1週間にわたり業務ができなくなってしまいました。
夜になると、両陣営(イラン、クウェート)からのドローンやミサイルによる砲撃が絶え間なく行われています。私の住む地域はクウェートに近いため、アメリカ系石油会社への攻撃が続く中、イラン側からクウェートに向けて発射される砲撃の音がすぐ近くで聞こえました。
その後も日中に砲撃音が聞こえると、学生は学校から帰宅させられ、
2日間の公式休日が宣言されたこともありました。
私の業務は不規則な状態が続いています。
こうした状況は病院や患者に悪影響を及ぼしていて、バスラ市外からの多くの患者は、情勢への不安や、突然かつ継続的な休校・休業の発表により、治療を継続できていません。
最も影響を受けているのは、イラン国境付近とクウェート国境付近の地域です。
市内中心部では警備体制が強化されており、一部の検問所は撤去されましたが、まだ続いています。
生活状況も厳しいです。食料価格は急騰しています。
戦闘が終結し、一日も早く安定した生活に戻れることを願っています。
【首都バグダードから来たバニン】
JIM-NETが支援するバスラ子ども病院で治療を受けている、 8歳のバニンを紹介します。
母親はバグダードの病院で看護師として働いていますが、バニンは病院の居心地の良さからバスラで治療を続けることを選びました。
✨明るく元気✨
ポジティブで人を惹きつける存在感があり、出会った誰もがすぐに彼女を好きになります💕
聡明な彼女は、いつも新しく来た子や、治療と病院を怖がっている子に、進んでアドバイスしてくれます。
まるで自分の強さを分け与えるかのように、優しい言葉でそばに寄り添ってくれています🍀
彼女のお気に入りのおもちゃはキッチンセットです。
料理が大好きで、歌を歌うことや絵を描くことも、彼女なりの方法で感情を表現する助けとなるようで、とても楽しんでいます😊
好きな色は紫です。
それは心を落ち着かせる色であり、バニンが愛する蝶の世界を想像できるからと話してくれました🦋
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バスラは、東のベニスとも呼ばれた港湾都市で、チグリス川とユーフラテス川は、バスラのアル・クルナの町で合流し、シャットゥルアラブ川としてペルシャ湾にそそぎます。
世界最古の文明の一つ、古代メソポタミア文明発祥の地で、
世界有数の油田地帯でもあります。
南部の夏は50℃近くにもなるため、さらにインフラにも影響が出てしまわないか、とても心配です。
早くこの戦争が終わりますように。
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