ニュース
イラン攻撃後の現地の声を届ける #イラクレポート ⑤
イラン攻撃後の現地からの声を届ける
#イラクレポート ⑤
戦況は沈静化に向かわず、ますます激しくなっている模様です。
スタッフからのレポートを紹介します。
——
3月17日のことです。
「ドローンによる攻撃を受けています。
今日の午後7時から午前0時50分にかけて、私の村の周辺で10機以上のドローンが爆発しました!同じジムネットのスタッフのRさんの家も被害に遭いました!爆発音は本当に耳をつんざくほど大きく、恐ろしいです!」
一緒に送られてきた映像には、大きな爆発が映っていました。またその後、救急車が走って行き、近所の家々、全ての窓が破壊されたとのことです。
同じく被害にあったスタッフのリームには娘さんがいます。
前にも紹介しました、「死ぬこと」を考えてしまうという女の子です。
「長い夜でした。爆発が起きた時、娘は眠っていました。その音で目を覚まし、『ミサイルが当たった!』と言いました。恐怖に震えていました。私たちは彼女を落ち着かせようとしましたが、震えが止まりませんでした。『どうして体が動いてしまうのか分からない』と言っていました。その状態が1時間以上続いたので、安心してもらえるよう、姉の家に連れて行きました。ようやく午前2時に眠りにつきました。」
——-
また、イラクにおけるクルド人を防衛するクルディスタン自治区の軍隊であるペシュメルガ部隊がイランの攻撃を受けたとのことです。少なからず被害が出ているという情報も。
ドローン攻撃で気になるのは、何をターゲットにしているのか、そこがはっきりしないこと。
人々はただ、恐怖を与えられる、そんな攻撃方法が続いているようです。
これは「広域威嚇」と呼ばれる攻撃スタイル。子どもたちが受ける心理的な打撃は計り知れません。
現地から届いた子どもの声を紹介します。
———
私の名前はロニャ、16歳です。
戦争のせいで、また家で落ち着かない気分になっています。私たちはこの戦争で何もしていないのに、それでも学校は閉鎖されたままです。JIM-NETの院内学級の友達にも会えません。先生たちと一緒に大好きな手芸をしたいです。
私は家で本を読んだり映画を見たりして毎日を過ごしています。イード(ラマダン後の祝祭)のためにバザールへ服を買いに行きたかったのですが、怖くて行けません。もしドローンやミサイルが爆発してバザールを直撃したらどうしようと心配です!
また、毎晩モスクに行って祈り、ラマダンの精神を感じようとも計画していましたが、今は行けません。
この戦争が、イードやナウローズ(新年の祭り)の前に、一日も早く終わってほしい。
また外に出て、野原を走り回り、去年みたいに芝生の上でピクニックをして、クルドの民族衣装を着たい。以前のように、自由で、安全で、幸せだったあの感覚が恋しい。
——-
この戦争を終わらせるために何ができるのか、本当に悩ましいです。
ドローンの攻撃が本当にこの子たちの家に起きたら、と思うとゾッとします。
祈るだけではなく、何ができるのでしょう。
なんとも言えない無力感を感じながらも、現地で起きている戦争のリアルさを知っていただきたく、このレポートを書いています。
遠い場所で起きていることだけれど、どうか、気持ちだけでもつながっていられますように。
タグ: イラクレポート
