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イラクレポート④ 子どもたちの声
イラン攻撃後の現地の声届ける
#イラクレポート④
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「今、ナナカリ病院の敷地内から、空で何か爆破されて飛び散るのが見えた。」
今週の水曜日、現地時間の午前11時頃のアルビルのスタッフとオンラインで打ち合わせを行う前のタイミングでもらった連絡でした。
もし、近くで爆撃音が続くのならば、自宅にすぐに戻るようにと伝えましたが、幸いこの日の爆撃音は1回だけだったそうです。
ただ、連日、昼夜爆破の音を聞きながらイラクの人々はこのような恐怖の中で生活しています。
ジムネットの院内学級は、2月28日のイラン攻撃後、治安悪化のためストップしています。
子どもたちの声を引き続きお届けします。
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【12歳のムスタファくん】
今は学校が休みなので、ほとんど家で過ごしています。1日中何をしていいかわからないことが多いです。
僕はまだ7か月の弟の世話をしています。
弟のことがとても大好きで、弟と一緒にいると、退屈でも幸せな気持ちになります。
僕の家は空港の近くにあり、いつもドローンの音が聞こえます。時々、爆弾を落とすドローンを自分の目で見ます。
それはとても怖いです。
そんな時は、安全のために家の中にいます。窓が割れるかもしれないので窓から離れ、弟が危なくないように抱きしめます。
ドローンがこれ以上近づかないように見守り、待っています。
時間をつぶすために携帯でゲームをします。少しは気がまぎれますが、学校がなくてとても恋しいです。友達が恋しいです。
私は勇気を出して心配しないように自分に言い聞かせます。
学校に戻り、友達と笑い、再び自由な気持ちになりたいです。
それまで、弟の世話をしながら、家で小さな幸せを見つけるように日々を過ごしています。
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【14 歳のダンヤル君】
僕は再び自分の国で起こっていることについて本当に悲しく感じています。
僕たちは戦争に関わりたくありません。
ドローンがここに来て、ぼくたちの生活をゆっくりと、恐ろしいものにしています。
私たちは本来楽しむべき日々を楽しむことができません。
特に今はラマダン(断食)の期間で、本来ならば幸せで祝福された時期です。
今ではすべてが変わってしまいました。
家にいなければならず、安全に外出することもできません。
学校は外に出るのが危険なため閉まっていますし、家族は常に僕たちのことを心配しています。学校が早く再開してほしいです。
勉強して学びたいですし、院内学級の友達と遊んで笑いたいです。学校での幸せと安全を恋しく思っていますし、いつの日か自由に日々を過ごせるようになることを望んでいます。
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現地のスタッフは、アルビルの状況、イラク全体の状況もだんだん悪くなっている気がすると沈んだ声で話しかけてきます。
一方、今日本の私たちは安全な暮らしです。このあまりにも大きな差に愕然とします。
今週お会いしたJIM-NETサポーターの方がこう話してくれました。
「ニュースで爆弾が落ちるのを何度も何度も映像で見るけれども、そこにはひとつひとつの命があるのに・・・」と。
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