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【夏募金受付中!】現地スタッフ紹介

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50℃以上になる夏のイラクですが、電気の供給不足で停電になることもしょっちゅうです。
そんな中、現地で頑張るスタッフのことを、支援者の皆様にもぜひ知っていただきたく、
これまでの記事をまとめてみました!ぜひご覧ください。

<ジュワーナ>

現地スタッフにインタビュー➂ ジュワーナ:前半のメインビジュアル

🌷仕事内容🌷

病院の待合室に子どもたちがストレスなく待てるためのスペースを作り、そこでお絵描きやゲーム、よみかき、算数などのアクティビティを提供しています。時には不安になっている子どもたちにアドバイスもします。

一緒にブレスレットなどのアクセサリーを作るのも人気です。

診察前にナーバスになって泣き出す子、順番待ちに飽きて騒いでしまう子どももいるため、子どもたちが笑顔でリラックスして過ごせるように心がけています。そうすると家族もとても安心してくれるんですよ。

🌷JIM-NETで働くことになったきっかけ🌷

大学では心理学を専攻しており、がんの子どもたちの支援に携わりたいと思って勉強してきました。私は元々KSC(クルディスタン・セーブ・ザ・チルドレン/JIM-NETが支援するナナカリ病院で活動する現地団体)のボランティアをしていて、JIM-NETスタッフが本当にとても優しく親身に子どもたちに関わる姿を見てきました。

院内学級の先生がとても温かい人で『この人と一緒に働きたい!』と思い、自分から志願しました。

🌷仕事のやりがいはどんなところですか?🌷
薬の副作用でつらく元気がない時に、子どもが私を頼ってくれるときです。私の顔を見て笑顔になって、一緒に過ごすととても楽しそうにしてくれると嬉しいです。子どもの不安を取り除き、元気になるその一助になれていることが、やりがいにつながっています。

 

🌷子どもたちと過ごす時に心がけていることはありますか?🌷

体調が悪かったり不安そうな子には、ハグをしたり、こまめに声をかけるようにしています。どの子がどんなことを好きか覚えるようにしているので、その子が好きなことを提案するようにしています。

🌷印象に残っている子どもについて教えてください🌷

4か月前にムラッドという11歳の男の子が亡くなりました。急性リンパ性白血病でした。
とても元気でやんちゃな子だったので、手がかかりましたが、明るくていい子でした。
最期は目も見えずに亡くなりました。

(※医療先進国の急性リンパ性白血病の長期生存率は約80%ですが、輸血が確実にできるようになったこと、補助治療が向上して強い治療が可能になったこと等で、ここ数十年で上がっています。白血病の治療では一定の強度で治療することが重要ですが、イラクでは薬不足と初期診断の不足、貧困による治療の中断などがあり、まだまだ安定した治療を継続できないのが現状です。)

🌷サポーターの皆様へメッセージ🌷

私たちは子どもたちがハッピーになれるよう、日々活動を続けています。快復するための支援を続けてくださると嬉しいです。いつか世の中から、がんがなくなってほしい。
病気の子どもたちが苦しむことのない世界が来ることを祈っています。

そして、平和に暮らせる日が来ることを願っています。

現地スタッフにインタビュー④ ジュワーナ:後半のメインビジュアル

写真は公立学校での出張授業の様子です。

北部のクルド自治区アルビルでは、公立学校での出張授業なども行っています。
がんとはどんな病気か、という話からはじめ、
もし友だちが がんになったらどんなサポートができるか?なども一緒に考えます。

誤解や偏見がなくなるように現地の教育局と連携して活動を行なっています。

 

<バルザン>
現地スタッフにインタビュー➁ バルザン:後半のメインビジュアル

🌷現在の仕事内容🌷

心理的なサポートとしてのイベントや遠足の企画・運営、貧困患者家族のサポート、家庭訪問を行なっています。

家庭訪問にはいろいろな意味があり、自分が行くことで患者や家族の励みにもなります。
また、支援したお金がどのように使われているかもわかります。

支援を決める前に話を聞きに行くことで、家庭状況なども詳しく聞くことができます。
あとは、JIM-NETハウスに泊まる患者家族の調整や、病院への申請も行っています。

🌷JIM-NETで働くことになったきっかけ🌷

実家はダラシャクランキャンプ(シリア人の難民キャンプ)に行く途中の豊かな農村です。ある日突然、鎌田先生(JIM-NET名誉顧問)が、地元に現れました!

日本の有名な医者だというので、とてもびっくりしました。

植えているブロッコリーを見て、栄養価がとても高く体に良いので、イラクでも作れるのなら、難民キャンプで広めたいとのことでした。

(クルド自治区ではJICAの技術指導の下、農業活性化や栄養面向上のためブロッコリーの栽培が進められており、それを知った鎌田はこのブロッコリーを使って、難民キャンプで講演や料理の提供を行いました。)

当時、大学生だった私は、JIM-NETの話を聞いて活動に共感し、IS(過激派組織イスラム国)の迫害から逃れてきたヤジディ教徒の支援のボランティアに同行させてもらうなど、活動を手伝うようになり、大学を卒業後にスタッフにならないかと声をかけてもらいました。

🌷仕事のやりがいはどんなところですか?🌷

治療がつらくて落ち込んでいる子もJIM-NETハウスに来ると笑顔になるんです。そうすると自分の励みにもなります。
6~7年もの長い治療を終えて復学した子どもたちや家族の幸せそうな顔を見ると、自分もとても嬉しくなるんです!!

やはりこの仕事はつらいことも多くて、心に影を抱えてしまうこともあります。でも、子どもたちの笑顔や快復した姿はそれを跳ねのけてくれるパワーがあります。

子どもたちには生活面の指導もします。スナック菓子や外食に気を付けて、フルーツを食べたり、家で栄養のあるご飯をきちんと食べるように強く注意することもあります。

あとは、どうしてもスマホを見過ぎの子が多いです。治療中の子どもたちは外で遊べない子も多いのでしょうがないですが・・・。目や脳にも良くないからたまには本を読んだり、別なことをするように言っています。

そんな時はとてもうざそうな顔で嫌がられます。(笑)

でも、元気になった時に「今までありがとう」と言ってもらえると『あぁ良かった』と思います。お母さんたちもずっと家にいる子どもたちが心配なので、JIM-NETハウスのサマーコースや遠足などの行事や補習など、とても大切だと言ってくれますよ。

🌷たくさんの子どもたちと関わってきましたが、その中で印象に残っている子どもについて教えてください🌷

◆ラウィンちゃん(秋から小学3年生)

(抱っこされて黒のジャケットを着ているのがJIM-NETハウスに初めて来た頃のラウィンちゃん)

3年前からJIM-NETハウスに来ています。出会った頃は、精神的にとても荒れており、自傷行為もありました。
病院から帰る際に、「こんな運転手のタクシーに乗りたくない!」と駄々をこねて、ものすごい大騒ぎを起こしたこともあります。

しかし、JIM-NETハウスを訪れるうちに段々と変わってきて、今ではとても賢くて落ち着きがある子になって、ホッとしています。

22年秋。入学した時に制服を着てJIM-NETハウスに遊びに来てくれました。

(写真右)今でも姉妹でJIM-NETのイベントに遊びに来てくれます!

◆アナス ガールブくん

悲しいお別れもあります。体調が悪化したため、早く会いに来てほしいと連絡がきたのに、忙しくてなかなか会いに行けませんでした。数日後にようやく会いに行けた時には、意識も朦朧としていて、きちんとお別れを伝えられませんでした。JIM-NETハウスでは様々な子どもたちや仕事を抱えているため、なかなかすぐに会いに行けないことがあります。

とても心残りです。

会いに行った翌日に、彼は亡くなりました。

(写真左)

イラクは石油産出国で裕福なはずなのに、戦後の混乱の中で政府の汚職もひどく、きちんと病院に医薬品が届かないことがあります。
薬が間に合わず助かるはずの命が助からない。

けれど、子どもたちの心に寄り添い、励ますことで助かる命もあります。
だから私たちは日々懸命にこの仕事を頑張っています。
それを多くの人たちに知ってほしいです。

 

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