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アルビルでの心理社会的支援
アリ・ファリスくんは白血病を患い、病院のプレイルームに定期的に来てくれる子どもです。
彼は視覚に障がいがあり、自分の状況を理解して一緒に遊んでくれる友だちが周りにいないため、時々強い孤独を感じています。
私たちは、できるだけ彼のそばに寄り添い、心のつながりを大切にしながら過ごしています。
アリくんは音の出るおもちゃやゲームが大好きで、耳を通して世界を感じ取っています。
今日、一緒に遊んでいたとき、彼がこんな言葉を口にしました。
「先生、どうか僕を置いていかないで。先生だけが僕と遊んでくれるんだ。」
胸がギュッとされる言葉でしたが、気持ちを抑えて落ち着いて応え、彼のそばに居続けました。
この言葉こそが、アリくんのような子どもたちにとって、心理社会的な支援がいかに大切で効果的であるかを物語っています。
私たちは、これからも心を込めて、この支援を続けていきます。