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イスラエルとイランの武力衝突の停止を受けて ――すべての命を守る公正な平和を求めて
◆イスラエルとイランの武力衝突の停止を受けて
――すべての命を守る公正な平和を求めて
私たちJIM-NETは、イスラエルとイランの間で続いた武力衝突が停戦合意に至ったことを受け、すべての関係国に対し、これ以上の暴力の応酬を回避し、対話と法の枠組みによる平和的解決を継続するよう強く求めます。
一連の衝突により、数多くの民間人が命を落とし、中東地域全体が不安定化しました。武力による「安全保障」は、新たな憎悪と破壊を生み出すだけであり、真の平和をもたらすものではありません。
私たちは、核開発問題を含むすべての国際的対立が、外交と国際法を通じて解決されるべきであると考えています。これまでJIM-NETは、イラクにおける白血病や小児がんと、劣化ウラン兵器や放射性物質との関連に注目し、医療支援を通じて命を守る活動を続けてきました。
放射能による被害を二度と繰り返さないためにも、あらゆる形の軍事的手段による衝突に強く反対します。
特に、私たちの現地事務所があるイラク・クルド自治区アルビルでは、空港にアメリカ軍が駐留しており、軍事的緊張が地域の市民、特に子どもたちの安全と日常生活に影響を及ぼす懸念があります。これ以上、民間人が武力の矛先にさらされるような事態は、決して容認できません。
私たちは、「正義」や「報復」を口実としたあらゆる暴力に「NO」を表明し、人命の尊厳と非暴力の原則に立脚した社会の実現を目指します。
『JUSTPEACE!――公正な平和を 』
「誰かの犠牲の上に成り立つ平和」ではなく、すべての人が国籍や宗教、立場を超えて、等しく尊重される公正な平和であること。
「誰一人取り残さない」という理念のもと、困難の中にある人々とともに、平和を築くこと。
今こそ、私たちは声をあげます。
すべての暴力に終止符を打ち、未来を担う子どもたちが希望をもって生きられる世界を実現しましょう。
NO WAR.
JUSTPEACE!
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JUSTPEACEとは、「公正・正義」と「平和」の二語を組み合わせた言葉です。
2013年の立教大学で開かれた国際シンポジウムで提言され、JIM-NET代表の池住義憲が私たちに教えてくれました。
近年、私たちが伝え続けている言葉です。
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