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院内学級の先生たち@バスラ子ども病院

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バスラ子ども病院の院内学級には2人の先生がいます。
1人が、高校に通うサブリーン(赤い服の方。ニックネームはスース)、
もう1人が大学で生物学を学ぶガディールです。

週6日に朝の8時半から14時頃までプレイルームを開けて、子ども達を待っています。
主な活動は学習支援、遊び、食事介助です。

教える内容は子ども達のそれぞれの進捗度合いにあわせた個別の対応をしています。
最近では10歳の子でも長い入院生活のため、学校にずっと通えなかったために、読み書きをはじめから教えていますし、短期間入院している子には学校に戻る際にスムーズにいくように、現在学校で習っている科目の補習をしています。

サブリーン、ガディールともに子どもの頃にガンにかかり、当時JIM-NETの支援する院内学級に通っていました。
ガディールはこう言います。
「自分は入院当時、悲しいことばかり考えていましたが、院内学級の先生に励まされたことが気持ちを高め、あの時期の困難を乗り越えられました。子ども達のつらさと失望感がよくわかるのです。」と。
インタビュー中にも子ども達が教室兼プレイルームに入っていくると、さっとその子の学習ノートを棚から取り出し、一人一人の学習の進捗度合いを見ながら、そっと話しかけていました。


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スースが昔描いてくれた絵はコチラです。ぜひご覧ください!
2018年のチョコ募金のデザインもスースの絵が使われました。
https://www.jim-net.org/artist/572/
『チョコレートのうた』の動画でも
スースの絵が使われています。
https://youtu.be/1f91EcHHODQ

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