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3月11日に寄せて

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東日本大震災から11年が経ちます。
JIM-NETでは福島の原発事故以降、「放射能汚染から人々を保護するために活動する」という目標を掲げ、活動してきました。

3/11東日本大震災、3/20イラク戦争開戦、4/26チェルノブイリ原発事故…、
暖かく心安らぐ春ですが、JIM-NETにとっては初心に戻り、活動を見つめる大事な時期でもあります。

代表の鎌田はJIM-NETをスタートする前からチェルノブイリ被災者の医療支援を続けており、その活動が土台となり、私たちのイラク支援があります。

このたび、ロシア侵攻が始まり、入ってきたチェルノブイリ原発包囲のニュースを知り、
一番起きてはならないことが起きてしまったと、震撼しました。

戦争も原発も、利権のためにいつも被害にあうのは弱い市民です。
イラク・シリア・福島の戦争や原発事故で地元を離れた人々の、故郷を想い、憂う姿を間近で見てきた私たちは、ロシアによるウクライナ侵攻を断じて許すことができません。

JIM-NET正会員でもあり、ともにイラクで協力し合っている姉妹団体であるJCF(日本チェルノブイリ連帯基金)は、約30年の活動経験を活かし、ウクライナから逃れる人々への支援を始めました。
JIM-NETもその活動を陰ながらお手伝いしたいと思っています。

イラク、シリア、福島、そしてウクライナの人々に思いを馳せ、戦争と放射能に対し大きな声でNO!と訴えるとともに、現地の人々の手に届く「目に見える・役に立つ」支援に取り組んでいくことを続けて参ります。

◆JIM-NETの東日本大震災支援◆

石巻支援
石巻市永巖寺・湊小学校での仮設風呂の運営(千人風呂プロジェクト)や、河北町の地域医療復興支援(在宅介護を受けている高齢者の支援)、雄勝のクリニックへの医師・看護師の派遣。
仮設住宅でのお茶っこくらぶ(ワークショップなどを開催)を行いました。

福島支援
2011年7月から福島市内に事務所を開設。
市民が立ち上げた放射能測定所に専門家をつなげるなどのサポートを行いました。
2015年からは、福島の子どもたちを放射能から守る活動を行う団体を助成する方向に転換しています。

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