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天国に旅立ったペイシェング

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先月紹介したペイシェング(6歳)が亡くなりました。
JIM-NETハウスではいつもニコニコ微笑み、
楽しく学び、遊んでいたペイシェングの突然の訃報に言葉がありません。
※先月の記事 https://www.jim-net.org/2019/08/05/4673/
ペイシェング

自分で呼吸ができなくなり、他の病院へと搬送されたペイシェング。
ご家族から現地スタッフのバルザンへ連絡が入り、
病院へと向かって両親、お兄さんを励まし続けたバルザンから
メッセージが入ったので、掲載します。

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バルザン(JIM-NETスタッフ・ソーシャルワーカー)

突然の訃報に私は言葉を失っています。
亡くなる前日も、元気に勉強し遊んでいたペイシェング、
でも彼は突然私たちの前から姿を消しました。永遠に彼は戻ってきません。
化学療法にも耐え、JIM-NETハウスでもいつも明るく過ごすペイシェングはみんなの人気者でした。

亡くなった翌日、ペイシェングのお父さんから電話が入りました。
「また、うちに来てください。また必ずうちを訪問してください。
私も家族もバルザンやJIM-NETにお礼を伝えたいんだ。
ペイシェングのこともどうか忘れないでいてほしい。どうもありがとう」
私は近いうちに家に訪問することを約束しました。

私たちはペイシェングを失ったからといって、希望を捨ててはいけません。
なぜならペイシェングと同様に支援を必要としている子どもたちや
その家族がいるからです。私たちは彼らに少しでも希望を与えていきたい。
私たちの使命はとても重いけれど、
それでも彼らに希望のかけらを与えることをやめてはいけないのです。

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悲しみの中にいるスタッフたちですが、
今日もまた新しく訪れる子どもたちのために奮闘しています。

医薬品支援と同時に社会心理的サポートが大事だと口をそろえるスタッフたち。

心の支援と医薬品の支援、今後ともJIM-NETでは両立して
がんの子どもたちとその家族を支えていきますので、
皆さまの引き続きのご声援、どうぞよろしくお願いします。

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