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バスラのサルマン!

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JIM-NETの新しい取り組みは、闘病中及びサバイバーが社会参加できるためのサポートです。

15-20歳をターゲットにしています。

この世代は大人としての括りになり、社会心理的なケアになかなかアクセスできません。たとえ、がんが治っても、学校に行っていないから就職もできないなど、社会参加が難しい状況です。

 そこで今年度は、アルビルのJIM-NETハウスでトライアルとして、勉強を教えたり、ちょっとした職業訓練を実施しするなどを行っていきたいと思います。先ずは、その世代の患者やサバイバーがどのような状況に置かれているかの調査から始めます。

サルマン君は、5歳のときに白血病になり、JIM-NETの支援で3年間治療しました。現在18歳で元気です。

 3歳の時、転んで鼻血が止まらなかったことがあり、その時と白血病になってからの鼻血がかぶさり、病院で書いた絵は鼻字をドバドバ流している自画像でした。苦しんでいるのに、時たま見せる子どもたちのユーモアに感動です。

サルマンの絵はチョコ募金のパッケージにも2007年、2011年の2回使われました。

白血病の子どもは血小板をうまく作れないので、血小板の輸血をしてあげないといけません。JIM-NETでは輸血のための消耗品をイラクの病院に届けており、一時はサルマンの絵を缶バッチにしてstop鼻血キャンペーンを呼びかけたこともありました。

そんなサルマンを訪問すると、こんなに大きくなっていました!

 11歳の時も、大きな男の子に育っていましたが、18歳になるとさらに大きくなりました。そして、鼻血の絵も凛々しくなっています。

病気が治ると病院には来なくなるので、どうしているのかなと思っていたので、うれしいですね。

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