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ヨルダンの女性障害者支援 人形劇の次なる活動

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この夏、人形劇に取り組んだ女性障害者たちが、先週の人形劇の振り返りに続き、次なる活動の計画のために集まりました。

人形劇は、今後リクエストがあったら出かけていく、となります。
この女性の活動の目的は、社会参加と社会変革。障害があったってなくたって外に出かけていくし、他の人と同じようにいろんなことに参加できます、と伝えることです。
「そんなの当たり前でしょ」と思われるかもしれません。でも、実際メンバーの中には、家族の反対で家からほとんど出られなかったという人たちがいるんです。

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ヒアンさんは車いすを使います。彼女はこの女性たちの活動に参加したいと思っても、まずは家族に言い出すこともできなかったそうです。やっと「行きたい」と言ったら、お父さんはじめ家族は「どうしてそんなところに行きたいの?うちにいれば何でもしてあげるのに。うちで困ることないでしょう?」なんて言われたのだそうです。それでも「行きたい」と頑張って家族を説得したとのこと。

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ラハフさんも歩行障害があります。彼女の家族も、この女性たちの活動を信じず、最初はお兄さん、その次はお姉さん、それからおじさん、おばさんまで、いつも誰かがついてきて、「何やってるんだ?」と疑いの目を向けていたとのこと。

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二人とも最初はミーティングに来ても何も話せなかったと笑いました。私もしずかーに座っている二人を思い出します。でも先日のミーテイングでは、二人ともバンバン発言してました。
ラハフさんは「今は何でもやってみたいし、どこにでも行きたい。もう家族もついてこないし(笑)。前は写真も撮らないで、って言ってたけど、今はSNSでもOK。私たちの活動を知ってほしいから」と話してくれました。私、感涙。

冬に向けた活動の内容は、まだちゃんと決まらず次のミーティングに持ち越しになりましたが、彼女たちに期待、です。歩行器を使ってゆっくりゆっくり歩くラハフさんの背中にも自信が見えるようです(カバン持ちをしているのはセンターのPT)。

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